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電子書籍“自炊”入門!

 [その他]

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みなさんは自炊してますか? このところ自炊にハマっているテレビ・レコーダー担当岡部です。こんにちは。

『iPad』の発売以来、ネット界隈で「自炊」という言葉を聞くことが多くなりました。「自炊」と言っても食事を自分で作る、という本来の意味の自炊ではありません。手持ちの書籍雑誌を自分の手で電子化することを指すネット発祥の用語です。
かく言う私も書籍や雑誌、マンガの電子書籍化には以前から興味があったのですが、なんとなく作業が面倒くさそうなイメージがあって実行を先延ばしにしていました。ですが、そうも言っていられない状況に……。というのも、職業柄仕方ない部分もあるんですが、本・雑誌・マンガの類で私の自宅の生活空間がかなりひどいことになってまして。

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壁一面本棚。玄関先までずっと。

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ベッドの下にも収納してるけど、もう置き場がない。

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その結果、本棚に収まらない本が洗面所を侵食。つま先立ちしないと顔が洗えない状態。

読まない本はちょくちょく古書店に売るようにしているんですが、増えるスピードのほうが圧倒的に速い。本に囲まれて生活するのは、本好きからするとうれしいことでもあるんですが、如何せん量が多すぎるのです。日常生活に支障が出始めました。

そんなわけで、少しでも生活スペースを確保するべく、以下の機材を購入しました。

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左は富士通のドキュメントスキャナー『ScanSnap S1500M』。右は断裁機PLUS『PK-513L』です。
両方とも、「自炊」をする際の定番中の定番になっている製品。ちなみに『S1500M』はMac用。Win環境の方は『S1500』になります。

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断裁機は結構でかいです。でも性能は折り紙つき。一家に一台。

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スキャナーの『S1500M』は文庫本と並べると分かると思いますが、ちょっと驚くほど小さい。

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開くとこんな感じ。スキャン時はそれなりに場所をとるので、スペースは必要かも。

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さて、さっそく「自炊」してみましょう。文庫本。既に持っていることに気づかず、2冊ダブって購入してしまったもの。失敗するのが怖いので、この本で練習してみます。

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カバーを外して断裁機にセット。『PK-513L』は断裁するラインを光で示してくれます。何気にかなり便利です、この機能。

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ハンドルをぐいっと下ろす。思いのほか軽い力で切れてしまう。

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断裁面。ものすごくキレイ

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続いて『S1500M』の出番。文庫本をセットします。カバーは別に読み取ります。

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読み取りスタート。毎分20枚(両面の場合40ページ分)でガンガンデータ化されていきます。一度にセットできるのは50枚程度。

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最後にカバーを読み取ります。カバーは断裁したくなかったので折り返しごとセット。
これで読み取りは終了。ここまでにかかった時間は、断裁・差し替え時間を含めて8分程度でした。

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『S1500M』に付属している「Acrobat 8 Professional」でカバーと本体のスキャンデータを結合。
これでひとまず出来上がり!なのですが、せっかく電子化するのならOCR(光学文字認識)処理もしておきたい。書籍本文を全文検索することができるようになります。『S1500M』にはスキャンしたあと自動でOCRをかける機能もついていますがそれなりに時間がかかるので、私の場合はまとまった量の書籍データを一気に「Acrobat」で処理することにしました。寝る前なんかにセットしておくといいかもしれません。
ちなみにOCR処理後にキーワード検索をかけるとこんな感じ。
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該当する単語が登場するページが表示されます。うーむ、便利。

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その後もガンガン取り込みを続けて70冊程度を電子書籍化しました。
これらの本を『iPad』のアプリ「i文庫HD」で表示するとこうなります。

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カバーを折り返しごとスキャンしたので本棚表示のときのサムネイルが小さいですが、かなり快適。全く問題なく読めます。

手持ちの書籍を電子化してみて感じたのは、予想以上に簡単だということ。CDをリッピングするような感覚、とまでは言いませんが、1冊にかかる時間は10分弱で作業としても大したものではないので、かなりそれに近い気軽さでできます。『S1500M』は一度にセットできる枚数が50枚程度なので、おそらく書籍丸ごとのスキャンをそこまで想定せずに作られていると思うのですが、それでも十分使いやすい。
あと、これは二次的なメリットですが、本を探しやすくなることで、買ったけれど読んでいなかった、いわゆる“死蔵”の本に目を通す機会が圧倒的に増えました。これは音楽データをiTunesで管理するようになったときの感覚にすごく似ています。

……と良いことずくめなのですが、じゃあ手持ちの本を全てスキャンするかというと、当分そこまですることはなさそうです(量的な問題もありますが)。そもそも『S1500M』はスキャン速度を重視した、あくまで「ドキュメントスキャナー」なので、例えば写真集やカラー図版の多い書籍などを電子化するには性能的に厳しいですし、そういった“モノ”として残したい本を断裁することへのためらいはやはりあります。なので私の場合、当分は「自炊」した電子書籍、新規購入した電子書籍、(電子化されていない)書籍、この3つを用途別に使い分けていくことになりそうです。
とは言え、それでも本の収納スペースはずいぶん整理できるはず。

さて最後に、書籍をスキャンするとき結構悩んだことがあったのでメモ。
『S1500M』はカラーモードを「原稿ごとに自動識別」「カラー」「白黒」「グレースケール」の4つから選ぶことができます。書籍を読み込む場合、どのモードが最適なのでしょうか。
と言うのも、最初は「原稿ごとに自動識別」を選択していたのですが、紙焼けを起こしている本などはページごとにカラーで読み取られていたりグレースケールで読み取られていたりと、バラバラになってしまうことがあったのです。
まあ、読む分には支障ないので気にならない人もいるかもなのですが、私は結構気になりました。

そんなわけで、「カラー」「白黒」「グレー」のどれかを選ぶ必要があります。

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【カラー】

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【白黒】

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【グレー】

上の写真は、違いが分かりやすいように少し紙焼けがある本の場合です。白黒だとクッキリはしているけれど、ちょっとどぎつい。イラストがあるページの場合でも、白黒は階調がつぶれてしまう傾向がありました。カラーとグレーはかなりキレイですが、個人的にはグレーのほうが読みやすい。『iPad』などの電子書籍リーダーで読む場合、紙色がないほうがしっくり来る気がします。

というわけで書籍本文を読み込む際のマイベスト設定は以下に落ち着きました。
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画質:スーパーファイン
カラーモード:グレー
読み取り面:両面読み取り
継続読み取り:有効
読み取りモードオプション:文字くっきり(それ以外はオフ)
圧縮:3
OCR:オフ(読み取り後、Acrobatで一括処理)

この設定だと、文庫1冊で50MB~75MB程度のファイルサイズになります。
スキャン時間、読みやすさ、ファイルサイズのバランスを考えると、このくらいが適当じゃないでしょうか。

あ、あともう一つ大事なこと。
当たり前ですが、データのスキャンは私的利用目的に限って下さいね。その辺り十分ご注意を。


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